「ソングラインを旅する」 Powered By ETC [ 英会話プライベートレッスン ]

 

ブルース・チャトウィンふとしたきっかけで、ある人のことが心に残り、その人のことを深く知りたくなることがあります。

彼らがどう死んでいったのかというエピソードは、彼らがどう生きていたのかという興味に変わり、彼らが愛した場所を訪ね、彼らが旅をした風景を見て、彼らの息遣いに自分自身の呼吸を重ね合わせ、彼らの心を感じてみたくなるのです。この世に遺して行っていった彼らの想いがそうさせているのかもしれない、とさえ思うことがあります。

そして、僕は今ブルース・チャトウインという人に出会ってしまったのです。

僕は彼の遺作である『Songlines』を、原書(翻訳本は絶版)で読んでいくことにしました。 日本語訳をサポートしてくれるのは、ETCが紹介してくれたヘルナンデス先生。

他界する二年前に、ブルースが旅したオーストラリア。彼が『Songlines』に書き残してくれた足跡を、僕が辿って行く。 その過程をここに書き溜めて行きます。

 

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2008年10月26日

ベオウルフとチェ・ゲバラ

「人間は常に本能的に危機的状況=攻撃対象を必要としている」というコンラート・ローレンツの主張を思索する中、かつてチャトウィンは英文学最古の叙事詩"ベオウルフ"と"チェ・ゲバラ"を比較したことを思い出します。

そこに、多くの共通点を見つけたそうです。

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I once made the experiment of slotting the career of a modern hero,
Che Guevara, on to the structure of the Beowulf epic.

僕はかつて現代の英雄チェ・ゲバラの経歴と、ベオウルフの英雄詩の内容と
を比較してみたことがあります。

(『The Songlines』216ページ)
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(語句)
slot on to : 辞書にはしっくりくる意味はありませんでしたが、「合わせる」、「適合させる」というニアンスで訳しました

 
・同じような流れのなかで、同じような功績をあげている

・モンスターを倒している
 ("グルンデル"⇔"フルヘンシオ・バティスタ(元キューバ大統領)"、)

・モンスターの母も打ち倒している
 ("グルンデルの母"⇔"the Bay of Pigs(米国軍)")

・功績に対して多大なる報酬を得ている
 ("妻、功名、宝"⇔"キューバ人の妻、キューバ国立大学の指揮権利")

・故郷とは遠く離れた国で殺され生涯を終える
 ("デンマークでドラゴンに"⇔"ボリビアで政府軍兵士に")


チェ・ゲバラのことが知りたくて観た映画です。お勧めですよ。

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ドキュメンタリーではないのに、ドキュメンタリーのような錯覚に陥るのは、カメラの使い方に秘密があるのかな。エンディングのセピア色の映像が印象的です。
 

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SONGLINES』はETCからご紹介いただいたHernandez先生(渋谷区外苑前)と一緒に読み進めています。