「ソングラインを旅する」 Powered By ETC [ 英会話プライベートレッスン ]

 

ブルース・チャトウィンふとしたきっかけで、ある人のことが心に残り、その人のことを深く知りたくなることがあります。

彼らがどう死んでいったのかというエピソードは、彼らがどう生きていたのかという興味に変わり、彼らが愛した場所を訪ね、彼らが旅をした風景を見て、彼らの息遣いに自分自身の呼吸を重ね合わせ、彼らの心を感じてみたくなるのです。この世に遺して行っていった彼らの想いがそうさせているのかもしれない、とさえ思うことがあります。

そして、僕は今ブルース・チャトウインという人に出会ってしまったのです。

僕は彼の遺作である『Songlines』を、原書(翻訳本は絶版)で読んでいくことにしました。 日本語訳をサポートしてくれるのは、ETCが紹介してくれたヘルナンデス先生。

他界する二年前に、ブルースが旅したオーストラリア。彼が『Songlines』に書き残してくれた足跡を、僕が辿って行く。 その過程をここに書き溜めて行きます。

 

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2006年09月28日

アメリも愛用

アメリ

チャットウィンが愛用したというモレスキンの手帳。

同社の宣伝文句によれば、チャットウインはオーストラリアの旅の前に、当
時すでに製造中止だった同手帳を100冊も買い集めたとのこと。

彼がこの100冊全てを旅に持参したかは不明だけれど…

だって、一冊200グラムとすると100冊で約20キロ。
旅の荷物にしては、手帳だけでこの重さは多すぎないか?

でもかなりの量を持参したことは確かなようです。旅立ちの朝、手帳を荷造
りしている時の記述です。

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I showered and packed my bag. I packed a pile of my old black
notebooks. They were the notebooks for the 'nomad' book, which I had
kept when I burned the manuscript. Some I hadn't looked at for at
least ten years. They contained a mishmash of nearly indecipherable
jottings, 'thoughts', quotations, brief encounters, travel notes,
notes for stories ... I had brought them to Australia because I
planned to hole up somewhere in the desert, away from libraries and
other men's work, and take a fresh look at what they contained.


僕はシャワーを浴びた後、荷造りをした。古い手帳の束をつめた。それはノ
マドの本に関する手帳だった。原稿を燃やしてしまったが、手帳は残ってい
た。手帳の中には少なくとも10年は開いていないものもある。ほとんど判読
不可能なメモ書き、引用、ちょっとした思い付き、旅行記、小説の走り書き
等がごちゃまぜになっていた。

ぼくはこれらをオーストラリアにもってきた。書籍や日々の仕事から逃れ、
砂漠のどこかに身を隠し、手帳の中身を新鮮な気持ちで覗いてみたいと思っ
ていたからだ。

                『Songlines』(75ページ)
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"アメリ"も映画の中で使ってたんですねえ。

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SONGLINES』はETCからご紹介いただいたHernandez先生(渋谷区外苑前)と一緒に読み進めています。