夏服のサンタと北国のオオカミ
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オーストラリアのクリスマス
若者たちが、真夏のビーチでサンタ・クロースの帽子をかぶってはしゃぎサー
フィンをしている。
サンタクロースがそもそもこの土地の民話でなかったことがよくわかる。だっ
て、もしサンタがオーストラリアにも来ていたとしたら、サンタは夏服に着
替えて、雪ぞりから砂漠を走る滑車に乗り換えていたはずだ。真夏の太陽の
下で、そんなボアのついた防寒用の帽子をかぶっていたんじゃ、頭が蒸れて
しょうがないし、岩山をそりで走らされるトナカイもたまったもんじゃない。
夏服のサンタというイメージが生まれ、浸透するほどの十分な時間が無いほ
どに、白人たちのオーストラリアでの歴史はまだ短いということだろうか。
では、僕の歴史はどうなんだろう。
曾祖父が徳島から北海道に移住する直前にエゾオオカミが絶滅している。
絶滅の主たる原因は人間。1876年から1888年まで、農作物を荒らすからとい
う理由で、エゾオオカミの駆除を賞金を出して奨励、この間に二千頭から三千
頭のエゾオオカミが捕獲されたと推定されている。
現在は、天敵だったエゾオオカミが絶滅したために、エゾシカが増え続けて
いるとの事。
http://asahiyama.yumlg.com/2006/10/post_17.html
たくさんのものを押しやった後に、僕の生がある。
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"They'll go," Flynn said. "One day they'll have to go."
「白人はこの土地から出てゆくことになる」
フリンは言った。
「いつか、必ずこの土地から出て行くべきなんだ」
『The Songlines』(61ページ)
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僕はここから出て、どこに行けばいいのだろう。
まだ、旅が続く。
ふとしたきっかけで、ある人のことが心に残り、その人のことを深く知りたくなることがあります。
