アダムとアボリジニ

『ソングライン』の次の部分を読んだ時、どうしても『創世記(旧約聖書)』
と『古事記』を読み直して、比べてみたくなりました。
アルカディがブルースに、「ドリームタイム」について、説明しようとして
いる部分です。
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「ドリームタイム」の概念を理解するためには、旧約聖書の『創世記』
の最初の二つの章に相当する部分がアボリジニにもあって、そこには
一つ重要な違いがあるんだ、ということを知っておかないといけないん
だ。
『創世記』では、主が最初に生き物を創造し、泥から最初の人間、
アダムを作った。
オーストラリアでは、先人達が泥から自分自身を作った。何百も何千も
の仲間を一度にだ。そして、その一つずつが別々の種族だった。
アボリジニが君に「僕にはワラビー・ドリーミングがある」と言ったとす
る。それは、「僕の家系はワラビー」、「僕はワラビー族に属している」と
言う意味なんだ。
『ソングライン』(12ページより)
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アボリジニの社会には上下関係というものはなく、全ての人々が平等だと教
えてもらったことを思い出しました。
それは、アボリジニの先人達は、たくさんの種族が同時に生まれたという
ことに関係しているのかな。
旧約聖書では、最初にアダムが生まれ、古事記ではアメノミナカヌシが最
初に登場する。
アボリジニは、誰が一番、何族が二番といような順位が無いようですね。
みんな、一緒に生まれた。だから、平等。上も下もない。先も後も無い。
ただ、種族が違うだけ。
そう言うことかな。
ふとしたきっかけで、ある人のことが心に残り、その人のことを深く知りたくなることがあります。
