「ソングラインを旅する」 Powered By ETC [ 英会話プライベートレッスン ]

 

ブルース・チャトウィンふとしたきっかけで、ある人のことが心に残り、その人のことを深く知りたくなることがあります。

彼らがどう死んでいったのかというエピソードは、彼らがどう生きていたのかという興味に変わり、彼らが愛した場所を訪ね、彼らが旅をした風景を見て、彼らの息遣いに自分自身の呼吸を重ね合わせ、彼らの心を感じてみたくなるのです。この世に遺して行っていった彼らの想いがそうさせているのかもしれない、とさえ思うことがあります。

そして、僕は今ブルース・チャトウインという人に出会ってしまったのです。

僕は彼の遺作である『Songlines』を、原書(翻訳本は絶版)で読んでいくことにしました。 日本語訳をサポートしてくれるのは、ETCが紹介してくれたヘルナンデス先生。

他界する二年前に、ブルースが旅したオーストラリア。彼が『Songlines』に書き残してくれた足跡を、僕が辿って行く。 その過程をここに書き溜めて行きます。

 

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2006年10月03日

大陸縦断電線とアボリジニ

Alice_Springs_telegraph_station

1860年代の終わり、南オーストラリア郵政長官であったチャールズ・トッド
がアデレードとダーウィン間に電信線を設置することを提唱。
1872年に大陸縦断電信線(オーヴァーランド・テレグラフ・ライン)が完成。
電信線が南オーストラリアのポート・アガスタから、ノーザンテリトリー
のポート・ダーウィンまで、約2900km間に建設されたそうです。

日本列島の南西諸島を除いた長さが約3000km。ほぼ一緒ですね。

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The Kaitiji, Arkady told me, had had the misfortune to live along
the route of the Over Telegraph Line and so came early into contact
with the white man. They also learned to make knives and spear-points
form the glass-conductors, and , to put a stop to this practice, it
was thought necessary to teach them a lesson. The Kaitiji took
revenge on their murderers.

Earlier in the afternoon we had passed on the roadside the grave of
the telegraph operator who, in 1874, dying of a spear-thrust,
succeeded in tapping out a farewell message to his wife in
Adelaide.The police reprisals dragged on until the 1902s.

Alan, as a young man, had seen his farther and brothers gunned down.

'And you say he's the last one left?'
'Of his clan,' he said. 'In this stretch of country.'

 カイティジは不幸にもオーヴァーランド・テレグラフ・ラインの建設ルー
ト沿いに住んでいたため、早くから白人と接触することとなった。また、彼
らはガラス加工の指導者からナイフや槍の作り方を学び、その正しい使い方
を教え込まれること無く、それは終了した。カイティジは彼らの仲間を殺し
た白人に対して復習をはじめた。

 その日の昼過ぎに、僕たちは道路脇にあった電話オペレーターの墓の前を
通った。1874年、槍で一突きされたことにより死亡していた。彼の妻はアデ
レードを去ることになった。警察は1920年代まで賠償金を延長した。

 若き日のアランは、彼の兄弟が銃弾で倒れるのを見てきていた。

 「そして、彼だけが最後に生き残った?」
 「そう、彼の家系の中で。この国の中で、たった一人。」

                   『ソングライン』(96ページ)
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大陸縦断電線建設の影で、一族を失ってしまったアラン。
そんなエピソードが紹介されていました。

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SONGLINES』はETCからご紹介いただいたHernandez先生(渋谷区外苑前)と一緒に読み進めています。