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SONGLINES』はETCからご紹介いただいたHernandez先生(渋谷区外苑前)と一緒に読み進めています。
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「ソングラインを旅する」 Powered By ETC [ 英会話プライベートレッスン ]

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2006年08月26日

傷ついた歌

Broken Song

"Strehlow died at his desk in 1978, a broken man."

1978年、彼の机で死んでいたストルーローは"a broken man"と表現されてい
ました。


 「"a broken man"ってどういう意味ですか?」(僕)

 「"no money"、"very poor"と言う意味ね」(ヘルナンデス先生)

経済的に破綻した人のことをこう表現するそうです。


ストルーロー(TGH Strehlow)の父はルター派教会の伝道師しとして、ドイツ
からオーストラリアのアリススプリングに移住。ストルーローは生まれてま
もなく、アボリジニ・アランダ族の乳母に育てられ、やがて流暢なアランダ
語を話せるようになります。

大学卒業後、アボリジニの友人たちは、彼らの歌が永遠に失われることがな
いよう様々な形で記録して行くように彼に頼みます。

この記録作業を通し、彼は原始的といわれる彼らの知性は現代人に決して劣
らないということを確信します。そして、アボリジニの歌に中に、ヘブライ
語や古代ギリシャ語、古スカンジナビア語、古英語で書かれた文献と、まっ
たく同じメッセージが多数存在していることを説明しようします。

彼は、アボリジニの歌と土地の繋がりを手繰りながら、そもそも「歌とは何
か」ということを知りたいと思います。そこに、この世に人間が生まれてき
た役割の神秘、そのなぞを解く鍵が歌の中あると信じます。

そして、1971年『a Songs of Central Australia』が出版されます。

ところが、この本は、書評家や一部の活動家たちに「ストルーローは純粋で
人を疑うことを知らないアボリジニの老人達から歌を盗んだ」と非難されま
す。彼は深く傷つきます。

『a Songs of Central Australia』を探してみました。入手することは不可
能。どこかのオークションで100万円近い価格で出店されているのを見かけま
した。
 
 
ブルースはソングラインを巡る旅の前日、モーテルの部屋で『a Songs of
Central Australia』を読み、強く思います。

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 He was, I am convinced, a highly original thinker. His books are
great and lonely books.

 僕は確信している。Strehlowはとても高いレベルで、人間の原始の謎につ
いて考え抜いた人物だ。彼の本は。偉大でそして孤独だ。

                     『Songlines』69ページより

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そんなストルーローの半生が綴られた本があることを知りました。ページ数
はなんと800頁、幅5センチを越える厚い本でした。

ただの偶然なのかもしれません。

本のタイトルにも、彼の死が表現されていたあの単語が使われていました。


 "Broken Song"


『傷ついた歌』と訳してみることにしました。