News # 13:なりたかった自分になれていますか?

  そう言えば、そんなことがあった!

   東京プロフェッショナルズ
~Tokyo Professionals’ Newsletter ~

By Hiro Aoki [hiro@aoki.com]

News # 13:なりたかった自分になれていますか?

●三宿のハンコ屋のおやじ

1年ほど前、会社を設立するにあたり、友人から、三宿にあるハンコ屋に行
く事を勧められました。

家族、パートナーなどと一緒に、家に有るハンコを全部持っていくと、ハン
コ屋のおやじが、印相を見てくれた上で、新しいハンコを作ってくれるとの
こと。

営業時間は平日の午後1時から5時まで。

 「1時前には、お店の前に列が出来ているの。」

彼女の言う通り、妻 、パートナーと共に、12時半にそのハンコ屋に到着した
時には、寒空の中、すでに5人並んでいました。

●君は高校を卒業してから、つまらない人生を送っている

長い白髪、黒縁の眼鏡を掛けたハンコ屋のおやじが、2階の作業場から降り
てきました。

 「持ってきたハンコを見せて下さい。」

まずは、ハンコ屋のおやじは、妻のハンコを見ながら話し始めました。

驚いた事に、ハンコ屋のおやじは、当時妻の周りで起こっている様々な出来
事を、すべて言い当てました。もしかしたら、ハンコ屋を紹介してくれた彼
女が、事前に僕に関する情報を、ハンコ屋のおやじにリークしていて、彼女
に紹介料が支払われるビジネスモデル、、、などと疑いたくなるほどでした。
(^^;

次に、ハンコ屋のおやじは、僕のハンコを手に取り、しげしげと眺めて、こ
う言いました。

 「君は、高校を卒業をしてから、本当につまらない人生を歩んでいるね。
  何故なんだろうなあ。。。」

 「えっ。。。」

そんなはずはない。僕は、自分の希望するような会社に入社して、海外40
数カ国に行く事ができた。その後、ヘッドハントで転職もし、海外現地法人
の社長も勤めた。。。

●進路指導面談

ハンコ屋のおやじの言葉に納得出来ないまま、暫く経ったある日のこと。

突然、高校2年生の時の「進路指導面談」の事を思い出しました。

 「先生、僕は美大に行きたいんです。」(僕)

子供の頃から、絵を描く事が好きでした。

小学校1年生の最初の授業で、黒板に描いたチューリップの絵の事を、今で
も憶えています。他の子たちが、一筆書きのようなチューリップの絵しか描
けなかったのに対して、僕は、一枚一枚の花びらが立体的に重なっている様
子をかいて、先生に誉められました。

 「青木の最近の美術の成績は、いくつだっけ?」(担任の先生)

 「油絵は9、デッサンは7でした。。。」(注:10段階評価)

 「美大に行くなら、最低8、ほとんどが9を取っているくらいじゃないと
  難しいね。」

その晩、両親からはこう言われました。

 「画家になっても、仕事無いぞ。映画館の看板でも描くか?」(父)

 「絵が好きだったら、趣味でやればいいのに。」(母)

大好きな絵を描く事を、仕事にしてしまうことで、好きな事が一つ減ってし
まうかもしれない。

僕は、美大受検をあきらめ、代わりに、英語を勉強したいと思う様になり、
それに適した大学を受験することを選択しました。

●もし、美大に行っていたら

客観的な評価基準から、冷静にアドバイスをしてくれた担任の先生に感謝を
していますし、相変わらず出来の悪い息子を心配して、この歳になっても、
あれこれと忠告してくれる両親に対しては、とても有り難いと思っています。

でも、最近、「もし、美大に行っていたら」と、思うことがあります。

それは、高校時代の選択を、後悔しているという意味ではありません。

高校時代の進路選択を振りかえってみてわかった事は、今、自分がこの状態
にあるということは、両親の所為でも、担任の先生の所為でもない。誰の所
為でもなく、すべては、自分の一つ一つに選択の積み重ねであるということ。

そして、今この瞬間も、様々なことを選択し続けていて、その積み重ねが僕
の人生になっいるということです。(^-^)

●KNOBさんのインタビュー(仮想設定問答)

Tokyo Pros. 22日のイベントは、ディジリドゥ奏者のKNOBさんをお招きして、
Talk & Mini Live を行います。当日は、なんと、僕がインタビューアーを務
めることになりました。

そこで、以下は、当日に向けて僕が創作した仮想問答です。(^^;

 「僕は芸能界のことを詳しくは知らないのですが、「アイドルグループ」
と、「ディジリドゥ奏者」との間には、凄くキャップがあると思うんです。」
(僕)

 「実は、僕自身、「サラリーマン」から「独立」というキャリアの転換の
過程にあって、そのギャップの大きさを痛感しています。簡単な言葉で言っ
てしまうと、「サラリーマン根性」が、抜けないんですよ。(笑) 毎月25
日になると、口座に自動的に給料が振りこまれている、そんな感覚が今でも、
頭のどこかにあることに気がついて、はっとすることがあります。」(僕)

 「正直に言うと、僕がKNOBさんに興味を持つようになったきっかけは、ディ
ジリドゥ奏者としてのKNOBさんではなくて、「CHA-CHA」から、「ディジリドゥ
・アーティスト」へという、大きなキャリアチェンジをされているプロセス
に、とても共鳴する部分があって。KNOBさんのお話を聞く事で、僕自身のキャ
リアチェンジを進める上で、なにかに気付くことができるのでは、という事
を思ったからなんです。」(僕)

 「僕は、音楽とか、ダンスとか、色々なものに形とか型が出来あがってし
まっているけど、ある時、そんなものは一切いらないんじゃないか、と思う
ようになったんです。当時、芸能界には、価値観やしきたりの押し付け、君
はこうしなさい、こう振舞いなさい、というようなものがたくさんあって。
また、上下関係も厳しかった。」(KNOBさん)

 「ある会社の企業文化に馴染めずに苦しんでいた、僕の経験に似ています
ね。(笑) 芸能界というところは、もっと自由にやれているのかと思ってい
ました。」(僕)

 「僕が属していた環境が、特にそうだったということもあるのかもしれま
せん。面白い事に、アボリジニの社会には、上下関係というものが無く、皆
平等なんです。」(KNOBさん)

 「そうなんですか。僕は、酋長のような人がトップにいて、プラミット型
の社会が出来あがっているのかと思っていました。」(僕)

 「君は獲物を見つけるのが得意、僕は狩りをするのが得意、あの人は料理
が得意と言うように、お互いがお互いを尊重しあっていて、社会が出来あがっ
ているんです。また、所有という概念がなく、取ってきた獲物もみんなでシェ
アするんですよ。」(KNOBさん)

 「なるほど。じゃあ、中間管理職みたいなポジションの人もいないんです
ね。(笑)。ところで、先日タントラでのKNOBさんのライブを見ました。僕は、
ディジリドゥというと、どうしても民族的なイメージを持っていたんです。
でも、KNOBさんの演奏スタイルは、都会的ですよね。」(僕)

   http://www.knob-knob.com/tantraphoto.htm
    2003年1月25日 『透明思考』Live (渋谷タントラ)の模様

 「常に東京ということは意識しています。もちろん、僕も民族的なスタイ
ルは大好きなんですよ。でも、僕がそれをやってしまうと、今まで僕がやっ
てきた事が嘘になってしまう。それに、ディジリドゥを東京でやるという意
味も考えています。」(KNOBさん)

 「僕も、大企業のサラリーマンだったって言うキャリアや、その当時にや
ってきた事を、すべては否定できないんですよね。もちろん、サラリーマン
根性が抜けなくて、恥ずかしい部分もありますけど、その時の経験や職歴は、
自分自身の物語として、大切にしたほうが良いのだと思うようになりました。
ところで、プロフィールを見ると、KNOBさんも、イルカが大好きなんですね。」
(僕)

 「イルカは、人間よりもはるかに優れた動物なんじゃないか、と思うんで
すよ。たとえば、地球の8割以上が海。つまり、海で行動するイルカは、地
球の8割以上のことを知ってことになるわけですから。」(KNOBさん)

 「イルカに向かって、ディジリドゥを吹いたことがあるんですよね。」(僕)

 「ジャックマイヨールがイルカと共に海に潜った時に、深海では、「ゴォー
ン」という音が鳴り響いていたそうです。その音がディジリドゥの音に似て
いるような気がしたんです。」(KNOBさん)

 「地球の音?で、実際、イルカ達に吹いてみて、どうなりました?!」(僕)

続きは、22日、AINAで。

Hiro
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□■お知らせコーナー■□
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Tokyo Professionals 2月は、ユニークなキャリアをお持ちのKNOBさんをお招
きして、オーストラリアの先住民の楽器、「ディジリドゥ」をテーマに、Talk
& Mini Live を行います。

KNOBさんは、8年前にオーストラリアに旅をした際に、「ディジリドゥ」と運
命的な出会いをされます。その「運命的な出会い」とは、どのようなものか
等々、お話をお聞きしようと思っています。

AINAに響き渡る「天然空洞木の声」をお楽しみください。
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★☆ Tokyo Professionals February Party ☆★□

【日時】 :2月22日(土) 20:00~23:00
【会場】 :『AINA』
      東京都渋谷区神南1-4-2 神南ハイム2F
      Tel:03-5728-3728
【地図】 :下記URLよりご覧になれます。

http://www.tokyopros.com/map-aina.html

【テーマ】:ディジリドゥアーティスト KNOBさんによるTalk & Mini Live
KNOBさんのサイトはこちら。

http://www.knob-knob.com/

【会費】 :下記の通りです。(飲食代込)
 初回参加の方:          男性 6000円、女性 5000円
 現在までの参加回数が1~2回の方:男性 5500円、女性 4500円
 現在までの参加回数が4回以上の方:男性 5000円、女性 4000円

※2月20日までに指定銀行口座までお振込みください。
  当日受付支払は、上記料金に500円プラスとさせていただきます。

 参加希望の方は、こちらよりご登録ください。

http://www.tokyopros.com/cgi-bin/tkcontactform1/visit/form_submit.pl

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