News # 00: 僕の市場価値
News # 00: 僕の市場価値
ラウンジの皆さん、こんにちは。青木浩文です。
先日、こちらでご案内しました第三回国際交流会ですが、好評のため、締め切り
を10日までとします。参加ご希望の方は、青木までメールでご連絡ください。
詳細は、このメールの最後にあります。
さて、前のメールで、「揺らぎ」について書きましたが、今日も皆さんに、もう
一つ、別の体験をシェアしたいと思います。
前職で、シンガポール現地法人に着任した直後の話しです。
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■ 大きな固定費
同現地法人は、創業3年目、資本金4000万円ほど、社長は僕で4代目でした。当時
会社は、前任者が本社から仕入れた2億円強の(不良?)在庫を抱えていました。
本社への買掛金の支払もできずにいたところ、その数ヶ月で3割近い円高が進み、
会社は為替差損だけで、あっという間に債務超過になってしまいました。
そんな中、僕が取り組んでいたのは、「経費を最小に」、「売上を最大に」とい
うことでした。
諸々の経費削減を行った後の経費計画表から、最後に僕の目に飛び込んできた経
費は、人件費。
僕の「役員報酬」でした。
そもそも、日本人とシンガポール人の給与水準が違うことに加え、僕の給与は海
外勤務にかかわる様々な手当てが付加されていたので、結果として、シンガポー
ル人社員の給与の4倍近い額となっていました。
もちろん、誰よりも会社のことを考え、誰よりも仕事をしている自負はありまし
たが、それが、客観的に見て、果してシンガポール人の4人分に相当するのだろ
うか?
しかも、それが大きな固定費として会社の経営を圧迫していました。
■「日本人駐在員」と「現地採用の日本人」
ちょうどのその頃、シンガポールの日本人が交流するウェブ掲示板で、激しい議
論が始まっていました。
日本人駐在員と、現地採用の日本人の給与格差に関する議論(喧嘩?)です。
日本企業の給与体系で給与が支払われている日本人駐在員と、シンガポール人と
同等の雇用条件で給与が支払われている現地採用の日本人。
このケースでは、国籍は同じ日本人で、同等の価値を提供しながらも、雇用形態
が違うことによって、給与価格差が存在していました。
「僕の給与はxxxxだから高いんだ」
「同じような仕事しかしていなにのに、この給与差は納得できないわ」
掲示板では、日本人同士の感情的な議論が、延々と続いていました。
かつて、海外勤務が「特別な事」、「特殊な仕事」と考えられていた時代に作ら
れた海外駐在員の給与体系が、実状に合わなくなり、歪が生じているのだと思い
ます。
僕の給与がシンガポール人の4人分に相当するのも、その歪が一つの原因で、決
して労働市場での自分の価値を正しく表しているのではないことを再認識しまし
た。また、その歪が会社の経営を圧迫し、さらには自社の国際競争力を弱くして
いる原因にもなっていました。
雇用体系、国籍等のフィルターを取り払って、素の自分が一人の仕事人として発
揮できる価値は何か。また、経営者の立場から自分の提供できる価値を考えた場
合、それに対する対価はいくらが妥当なのか。
自分の価値を、異なった「視座」で見つめ直さざるをえない状況、そして、その
ことによって生まれた「揺らぎ」。
貴重な体験でした。
■無くなっていく格差
後に聞いた話しですが、同社はその後、「海外駐在員」という制度を廃止し、そ
の代わり、海外駐在員に、次の2つの選択を迫ったそうです。
1) そのまま現地採用社員という立場で、現地人と同等の条件で雇用されるか
2) 日本に帰国して、新しい自分の仕事を(社内、社外を問わず)探すか、
帰国した方、そのまま現地に残った方、様々だったようです。
■国際交流会での僕のValueは?
話しは変わります。
先日、交流会のケータリングの打合せを、外国人側主催者のDavidと、レストラ
ン担当者としていました。
いつもの癖で、レストランの方がおっしゃることを都度通訳していたら、David
から、
「You are always translating.」
と怒られてしまいました。
そう言えば、Davidはたいへん流暢な日本語を話し、この間は、漢和事典を使っ
てメールを書いてました。
このプロジェクトの中で、僕の通訳という価値はゼロです。(^^;
そんなDavidと、そして、こんな僕にも「会って話がしたい」という方も、ぜひ
交流会にご参加ください。(^-^)
詳細は、下記の通りです。
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■国際交流会 Tokyo Professional■ http://www.tokyopros.com/
【日時】 :10月14日(月 祝日) 18:30~21:00
【会場】 :中目黒GTプラザホール
目黒区上目黒2-1-3 地下1F
地下鉄日比谷線・東急東横線「中目黒」駅より徒歩1分
【会費】 :男性 6000円、女性 5000円(飲食代込)
※ 但し、前回すでに参加していただいた方には、
男性 5000円、女性 4000円とさせていただきます。
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前回までのレポートはこちらでご覧になれます。
第1回 六本木
http://www.tokyopros.com/past.html
第2回 代官山
http://www.tokyopros.com/past2.html
では、また。
Hirofumi AOKI
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