Monthly Archives: 10月 2007

News # 191:天河交響曲

    初めての撮影

  東京プロフェッショナルズ
  ~Tokyo Pros. Newsletter ~

    By 青樹劇場

News # 191:天河交響曲

●別名、裏ガイアシンフォニー

 龍村仁監督が作られた『天河交響曲』という映像があることを知ったのは、
この本を読んだ時でした。

 『天河曼荼羅 超宗教への水路』 
   鎌田東二/津村喬 編 (春秋社)

 今から15年前、奈良県の天河神社を支援するために行われたイベントを纏
めた本です。『地球交響曲第一番』の一般公開が始まったばかりの龍村さん
が、シンポジウムで熱く語っています。

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  私は『地球交響曲』というタイトルの2時間の映画を89年、90年と2年か
 けてつくりまして、今できあがっているんですけれども、まだ皆さんのお
 目には留っていない映画です。(略)

  それで、それと天河がどう関係あるんだという話しですけれども、実は
 このクランクインを、1989年の遷宮の日の弥山の護摩の火から撮影したん
 です。そして、撮影していくプロセスの間に、何度か天河にお邪魔して、
 お正月の神事だとかいろいろ撮影したんです。それがこの映画の中で、ど
 ういう役割を果たすのかということは、私はほとんど何も具体的には考え
 ていませんでした。ただ、なんと言いますか、これはちょうど裏と表みた
 いなものでして、今言った宇宙飛行士の話しとか、象の話しとか、そうい
 う人たちの話しは、非常に明快に目に見える形で存在している世界ですけ
 れども、天河のほうは、実は僕にとっては、確かに神事とか見える形で撮
 るわけですけれども、撮ろうとしているものは、そういう形ではなかった
 わけで、そういうパラドックスなんですけれども、でも撮るという、撮影
 するという行為で関わっていくという形をとりました。(略)

 『地球交響曲』を仕上げるときに、最初のバージョンというのは長くなり
 ますから、4時間ぐらいのものになる。その時には撮影した具体的なものを、
 いろんなところに散りばめたわけです。ところが、どうも変なんです。う
 まくそぐわないんですよ。他の人たちの部分と天河の映像というのは、な
 かなかうまくそぐわない。それで結局短くしなきゃいけないということも
 あって、(略)必然的に天河の部分がほとんど、表の見える世界からは消え
 ていきまして、『地球交響曲』という映画の中では、天河の映像とうのは
 ほとんど消えてしまった。

            『天河曼荼羅 超宗教への水路』 第三章より
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 そして、削られた天河の映像は『天河交響曲1992』として纏め上げられ、
このイベントの際に一度だけ上映されたそうです。

 幻と言ってもよいこの映像が『天河交響曲2007』として生まれ変わり、先
日発売された『地球交響曲第一番』のDVD中に収められました。そして、『第
一番』のオープニングの一部は、龍村さんご自身が16mmフィルムカメラを回
して撮影された映像であることを、僕は知りました。

 ずっと見てみたいと思っていた『天河交響曲』を見て僕が思ったこと。

 それは、「僕も映像を撮り始めてみよう」というものでした。

 11月に熱海で開催されるイベント『和の心にて候in熱海』に先立って、僕
は少しずつカメラを回し始めました。イベントの出演者の一人でもある奈良
裕之さん(『第六番』出演者)のライブ映像や来宮神社での成功祈願祭など。

 龍村さんの時代とは違い、現在はインターネットを使って、こんな形で皆
さんにご覧頂くことができるんですね。

  http://www.wanococoro.org/

 現在、短編が5本。これからも増えて行きます。お楽しみに。

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■和の心にて候in熱海
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http://www.wanococoro.org/

 建築家の太田新之介さんが企画・構成・演出する舞台です。

 目に見えないけれども、間違いなくそこに漂っているもを、能楽堂の上で、
かたとかたち、音と言葉で伝えて行きます。

 果たしてこれは、音楽ライブなのか、それとも神事なのか、その中間にゆ
らゆらと浮かんで見える、そんな演目です。

◎11月25日(日) 能楽堂ライブ『九天飛翔』

 企画・構成・演出 太田新之介
【第一回】:開場=午前10時半/開演=午前11時
【第二回】:開場=午後1時半/開演=午後2時
【定員】 :各回500名(全席指定)
【料金】 :前売7000円/当日7500円
【会場】 :MOA美術館能楽堂
【出演者】:青山知架夫(安来節)
      岡山守治(口琴・ホーメイ)
      草間路代(筝)
      小林太郎(和太鼓)
      奈良裕之(民族打楽器)
      KNOB(ディジュリドゥ)
      松千代(芸妓舞)
      望月太喜之丞(鼓)、他

詳細・お申込はこちらから

http://www.wanococoro.org/

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 前号まで執筆していました「ルーツを巡る旅」は、暫らくお休みします。

 楽しみにしていた方、そして青木家のご先祖のみなさま、ごめんなさい。

 12月から再開しますね。

青樹洋文/TokyoPros.
hiro@tokyopros.com
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