Daily Archives: 2003年6月2日

News # 38:地球探検隊の旅! (連載その二)

 「お偉方の海外出張」と「大人の修学旅行」

   東京プロフェッショナルズ
~Tokyo Professionals’ Newsletter ~

     By Hiro Aoki

News # 38:地球探検隊の旅! (連載その二)

●本当に参加して欲しい旅

 先日、エクスプローラ『地球探検隊』スタッフの、青崎涼子さんともお話
をする機会がありました。

 「私はエクスプローラに入社する前は、エグゼクティブの方を対象とした
  旅を扱う大手旅行会社に勤務していました。日本での生活環境をそのま
  まの状態で(日本食、日本語、和室等々)、海外での旅行を楽しんでいた
  だくツアーです。」(青崎さん)

 「お客様がお家を出るときは、パスポートだけお持ちください、お荷物は
  ご出発前にご自宅から集荷し、ご出発日に空港へお届けいたします、と
  言うような説明していました。」

 「収益性も高く、やりがいのある仕事だったのですが、添乗員をやってい
  るうちに、私が本当に取り扱いたい旅とのギャップが、どんどん大きく
  なってしまったんです。」

●お偉方の海外出張

 青崎さんのお話を聞きながら、僕は、ベルリンの壁崩壊直後の1990年に、
ハンガリーに駐在していた時のことを思い出していました。

 このような歴史の変わり目の時期に、もと共産圏というような特殊な地域
に駐在をしていると、日本から現地に来ていただける本社のトップ・マネジ
メント層の出張はとても重要になります。なぜならば、東欧市場のような、
会社としてビジネスを経験したことの無い市場においては、社内に意思決定
の判断基準が無いため、現地からレポートをしても、なかなか、その市場の
特異性を理解しもらうことができません。また、アメリカや西欧におけるビ
ジネス経験のものさしで判断をされてしまうと、見当違いの方向に、本社が
動いていってしまうことになります。

 やはり、一番効果的なのは、日本からの出張者に、その目で現地を見ても
らうこと。それも、本社において影響力のあるお偉方に来ていただくことが、
偏狭の地での海外駐在員にとって、自分の仕事を成功へと導くまたとないチ
ャンスとなります。

 何度かお願いをし、やっと本部長に、ブタペストへ出張をしていただける
ことになりました。空港で出迎え、ホテルにチェックインをした後、夕食へ
お誘いしました。

 「本部長、夕食はどうしましょう?何か食べたいものはありますか?」(僕)

 「さっぱりしたものがいいなあ。蕎麦なんかどうだ。」(本部長)

 「蕎麦ですか。。。」

 当時のハンガリーには、まだ日本食レストランは無く、数ヶ月前にできた
中国料理店が一軒あるだけでした。事情を説明し、本部長を中国料理店にお
連れしました。

 「結構ちゃんとしたレストランがあるじゃないか。」

 本部長は、メニューの中から数品を注文しました。

 「まずね、マーボ豆腐」(本部長)

 「Nincs. (ニンチ=ハンガリー語で「ありません」)」(ウェイター)

 1990年は、まだ、旧共産主義の体制の延長上にあり、人々のマインドに
「サービスをする」という概念がありませんでした。良い仕事をしてもしな
くても、給料は一緒。ウエイターにして見れば、「あなた(客)が来たために、
私は仕事をしなければならないのだ」、という気持ちが態度に表れており、
西側のサービスに慣れてしまった僕達にとっては、信じがたいほど無礼な態
度でした。

 「ないの? じゃあ、水餃子」

 「Nincs. (ニンチ=ありません)」

 「ん? それと、五目炒飯と杏仁豆腐」

 「Minden nincsen. (ミンデン ニンチェン=全部ありません)」

 1989年以降ハンガリーにできた中国料理店は、まず、中国現地から数か月
分の食材と一緒に、中国人料理長が到着して店がオープンします。料理長は、
2、3ヶ月で、ハンガリーのスタッフに料理法を教え込んで、早々と中国へ
帰国。

 その後暫くすると、中国から持ってきた食材が底をつきます。食材がなく
なれば、料理も作れない。開店当時は豪華だったメニューも、数ヵ月後には、
メニューにある料理のほとんどが作れなくなります。また、中国人シェフが
居なくなったとたんに、味もどんどん落ちていきました。

 結局、その日調理できる限られた選択肢の中から、数品を注文をしました。

 「お茶をくれ」(本部長)

 「キョウ、オ茶、終ワリマシタ。」(ウェイター)

 入店したのは、午後7時半。お茶が終わっているはずがありません。

 「君ねえ、お茶が無い中国料理屋なんて聞いたこと無いよ。」

 ついに本部長は怒り出してしまいました。

 「青木君、いったいこの店はどうなっているんだ?!」

 「この店というか、この国自体がみんなこんな感じでして..」

 ハンガリー人のウエーターは日本語がわからなくても、本部長が怒ってい
ることは伝わったようです。なんと厨房からお茶が出てきました。

 「なんだ、お茶、あるじゃないか!」(本部長)

 「コレ、私ガ飲ムオ茶。」(ウェイター)

 客に出すお茶は無くても、自分達従業員が飲むお茶はある。当時のハンガ
リーでは良くある話しでした。

 「青木君、君はとんでもない国に駐在してるんだねえ」

 その後も、本社から部長クラスの方が、東欧市場視察を目的に、次々と、
ブダペストに来ていただき、「ニンチ=(ありません)」というハンガリー
語を覚えて、帰国されました。

●大人の修学旅行

 さて、地球探検隊の旅には2つのパターンがあります。一つは、現地発着多
国籍ツアー。平たく言うと、外国人と寝食を共にしながら旅をする、国際版
『あいのり』です。でもテレビ番組のように、無理に恋愛をする必要はなく、
純粋に世界の仲間達とワゴン車での旅を楽しめます。

 もう一つが「大人の修学旅行」。日本人同士でいく旅です。

EXPLORER MAIL MAGAZINE [No.0046]  2003/02/24 より抜粋
———————————————————————
「大人の修学旅行」と聞いて、皆さんはどんな旅をイメージしますか?この
旅では、大人を「自立した大人」と定義したいと思います。この旅は、自己
責任の伴う旅です。日本のパックツアーより、外国人と旅するツアーに限り
なく近いものです。「修学旅行」とはいえ、連れて行ってもらう感覚ではな
く、自分たちで創っていく旅なのです。旅を楽しむには自主性、主体性が大
切と私は考えます。スタッフも、添乗員ではなく、一人の旅仲間、友人とし
て参加します。旅行会社のスタッフから「ありがとうございます!」と言わ
れるより、友人から「ありがとう!」って言われる方が心に響きますよね?
友人には、「また会いたい!」そう思いますよね?私達は、そんな関係を隊
員たちと作っていきたいと願っています。皆さんを、「お客様」ではなくて
「隊員」と呼ぶのも、そんな気持ちからなのです。(後略)

                   「地球探検隊」隊長 中村 伸一
———————————————————————

 地球探検隊の旅、次号へ続く。。。

Hiro
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆   お知らせコーナー    ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 Tokyo Pros.6月のパーティは、通称「地球探検隊」の中村隊長と、ディジ
ュリドゥ・アーティストのKNOBさんをお招きして、オーストラリア、ノーザ
ンテリトリーへの旅をテーマに盛り上がりたいと思います。

 お二人の「運命的な出会いをした旅」についてお話をお聞きした後、KNOB
さんのディジュリドゥ(豪先住民族、伝統の楽器)ミニ・ライブも予定してい
ます。

 ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ 『Tokyo Pros. June Party』 ☆★☆

【テーマ】 :『運命に出会う旅
         ~ ここも地球、赤い砂の星、豪ノーザンテリトリー』
【ゲスト】 :「地球探検隊」隊長 中村伸一 
       ディジュリドゥ・アーティスト KNOB
【日時】  :2003年6月27日(金) 19:00-21:50
【内容】  :18:45~   受付
       19:00~20:00 お食事
       20:00~20:30 中村隊長、KNOBさん、トークライブ
       20:30~21:00 KNOBさん、ディジュリドゥ・ミニ・ライブ
       21:00~21:50 交流会
       21:50    閉会
       ※会内の時間割は、当日の状況により変更になります。
【場所】  :Cafe Lounge 『AINA』 東京都渋谷区神南1-4-2 2F
       地図 → http://www.tokyopros.com/map-aina.html
【会費】  :5000円(ブッフェスタイルの飲食付)
       ※要予約、2003年6月26日まで銀行口座振込み。
        当日受付支払いの場合は500円プラスとなります。
【振込口座】:三井住友銀行 恵比寿支店 
       普通 6947382 東京プロフェッショナル
【締め切り】:2003年6月25日(水)まで

 詳細はこちら↓
  http://www.tokyopros.com/J/program-knob&taichoo.html
———————————————————————

<お問い合わせ・参加お申し込み>

お問い合わせは、青木(info@tokyopros.com)まで、メールでご連絡ください。

参加お申し込みは、下記フォームをお使い戴き、青木(info@tokyopros.com)
までメールにてご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Tokyo Pros. June Party 6/27 に申し込みます。

お名前:
会社名/学校名/所属団体名等:
職種等:
性別:
メールアドレス:
この会をどちらで知りましたか?

連絡欄:
※よろしければ、あなたの「運命に出会う旅」についてお聞かせください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

News # 32:1年前、何をしていましたか?

   アフリカな日々 その2

   東京プロフェッショナルズ
~Tokyo Professionals’ Newsletter ~

     By Hiro Aoki

News # 32:1年前、何をしていましたか?

●知らぬ間にインプットされていた音

7日のワガンさんのワークショップの準備をしながら、ふと思ったことがあり
ます。

「ところで、初めてセネガルの太鼓の音を聴いたのは、何時だったろう?」

すでに気が付いた時には、僕の中にサバールの音、リズムのイメージがちゃ
んとあって、ワガンさんの演奏を聴いた時も、そのイメージ通りのものでし
た。

でも、セネガルの太鼓音楽を、初めて聴いたのがいつだったのかが、はっき
りと思い出せないんです。

●ちょうど1年前のことです。

FIFA ワールドカップ2002、5月31日、セネガル対フランス。

開幕戦でセネガルが昨年の優勝国フランスを、1対0で破りました。

(毎日新聞2002年6月1日東京夕刊から)
——————————————————————–
 「新しい歴史のページの幕開けだ」。フランスに勝利したセネガルは、
“大金星”を手にしたことに加え、旧宗主国へのコンプレックスからの解放
という二重の意味の喜びに沸いている。

 セネガルは現在もフランスからの援助に依存しており、スポーツの主要な
試合でもこれまでフランスに勝ったことはほとんどなかった。試合後、勝利
を祝福してワッド大統領が首都ダカールの大通りをパレード。大統領は「きょ
うの午後はホリデーにする」と大はしゃぎで、すでに国家的な勝利とセネガ
ル人の間では受け止められている。

 在セネガル日本大使館によると、ダカールでは勝利を祝う市民で道路はあ
ふれ、中には感極まって泣いている女性の姿もある。
——————————————————————–

この時かもしれません。僕が初めてセネガルの太鼓を聴いたのは。

オープンカーの上で、両手を上げて喜んでいたワッド大統領の周りで、たく
さんのサバールが鳴り響いていました。

ほら、あの時のサバールの音、聴こえてきませんか?

http://www.theolympian.com/home/news/20020601/sportssection/31389.shtml

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★『セネガル・パーカッション “サバール” ワークショップ
             ~ アフリカの元気を叩き込もう! ~ 』★☆

http://www.tokyopros.com/J/program-wagane.html

 西アフリカを代表する打楽器奏者、ドゥドゥ・ンジャエ・ローズの息子、
ワガン・ンッジャエ・ローズさんをお招きして、セネガルの太鼓「サバール」
のワークショップを行います。ワガンさんが優しく教えてくれますので、太
鼓初心者、サバール初体験の方も大歓迎です。(^-^)

【インストラクター】:ワガン・ンジャエ・ローズ Wagane Ndiaye Rose
【日時】:2003年6月7日(土) 19:00-22:00
【場所】:すみだパークスタジオ3階 Drastic Dance “O” スタジオ
     東京都墨田区横川1-1-10 3F
     地図 → http://www.drasticdance.com/drastic_map.html
【会費】:4000円(参加費) + 500円(サバールレンタル料)
     ※交流会1ドリンク付き
     ※要予約、事前銀行口座振込み。
      当日受付支払いの場合は500円プラスとなります。
      Tokyo Pros.初参加のご友人をお連れ戴いた方には、ご友人共
      500円引きとさせていただきます。
【内容】:・セネガル、サバール、タンヌベールについのビデオプレゼン
      テーション
     ・サバール・ワークショップ
     ・交流会
【締切】:2003年6月4日(水)まで 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ワガン・ンジャエ・ローズさん プロフィールと主な経歴

1971年、 西アフリカの伝統を継承するパーカッション(サバール)の第一人
者ドゥドゥ・ンジャエ・ローズの息子としてセネガルダカールに生まれる。
幼少より打楽器を学び、8歳よりプロとして活動。世界各地で演奏、ワークシ
ョップなどを行い、97年単身来日。以来、日本を拠点としてサバールを始め
としたアフリカ文化の紹介などを積極的に行っている。

1989 フランス革命200年記念祭に出演
ニューヨークでローリングストーンズと共演
1990 日本ツアー(フェスティバル コンダ・ロータなど)
1992 ロンドンでローリングストーンズと共演
エリック・セラ プロデュース”DJABOTE”(CD・ビデオ)出演 
1995 NHKスペシャル ”地球シンフォニー”に出演
“世界ウルルン滞在記 ”白井貴子編”に出演
1997 アメリカでソロ活動とワークショップを開催
ライブ盤CD”LAC ROSE”参加
日本に拠点を移し、自身のグループ”Sophie Ker Gi”を結成
2001 イタリア ヴェネチア・ヴィエンナーレにYAS-KAZユニットとして参加

■主な共演者
ローリング・ストーンズ、ジェイムス・ブラウン、ピーター・ガブリエル、
スティービー・ワンダー、加藤登紀子、林英哲、鼓童、坂田明、綾戸智絵、
おおたか静流、YAS-KAZ、渡辺貞夫ほか

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんな方にお奨めです。

1)昨年のワールドカップの感動を、太鼓の音でもう一度呼び起こしたい方、
2)この夏ブレークの予感がするアフリカ音楽に一足先に触れてみたい方。
3)癒し系イベントもいいけど、アフリカの太鼓を思いっきり叩いて、元気
を注入したい方
4)アフリカ大好き、音楽大好き、ダンス大好きな方、等々
———————————————————————

<お問い合わせ・参加お申し込み>

お問い合わせは、青木(info@tokyopros.com)まで、メールでご連絡ください。

参加お申し込みは、下記フォームをお使い戴き、青木(info@tokyopros.com)
までメールにてご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Tokyo Pros. African percussion “Sabar” workshop に申し込みます。

お名前:
会社名/学校名/所属団体名等:
職種等:
性別:
メールアドレス:

連絡欄:

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
では、7日にお会いできるのを楽しみにしています。(^-^)

Hiro