Daily Archives: 2003年3月14日

News # 21: 彼の名はカパス

    観光協会の人でしょ?

   東京プロフェッショナルズ
~Tokyo Professionals’ Newsletter ~

By Hiro Aoki [hiro@aoki.com]

News # 21: 彼の名はカパス

●コロンビア最南端の村、レチシア

十数年ほど前、僕はアマゾンを旅した事があります。

コロンビアの最南端にあり、ブラジルとペールに国境を接するレチシアとい
う村です。

ボゴタから、レチシアの小さな空港に到着。空港には、手荷物を運ぶための
ベルトコンベアーがありませんでした。その代わりに、一人の金髪の大男が、
50個近い数のスーツケースを巨大なリアカーに積み上げ、到着ロビーまで運
んできてくれました。

乗客は、リアカーに押し込まれたカバンを指差し、俺のカバンは下から2番目
の青いやつ、私のはたった今、リアカーから崩れ落ちた白いカバンよ、等と
彼に伝え、自分のスーツケースを受け取っていました。

僕のスーツケースは、彼がそのリアカーで飛行機と乗客の間を往き来した、
3往復目にありました。

 「グラーシアス(ありがとう)」

僕がスーツケースを受け取った時、空港に迎えに来てくれた知人、コロンビ
ア人のホセが、その金髪の大男を指差し、僕にこう尋ねました。

 「ところで、セニョール青木。彼のことを知っているかい?」(ホセ)

 「えっ。。空港のスタッフでしょ?」(僕)

 「彼の名はカパス。」

 「カパス?」

 「そう、カパス。英語で言うと、ええと、、、そうだ、ターザンだ。」

 「ターザン?」

確かに彼の風貌はターザンそのもの。分厚い胸板に、太い腕、綺麗な金髪は
肩まで伸び、でも、そのごつい身体には不釣合いな、ハンサムで優しい顔立
ちをしていました。

 (確かに。。。どこから見ても、彼はターザン。。。)

 「彼は、こうやって僕達をいつも助けてくれるんだ。」(ホセ)

●ホテルでも

ホセの車で、その村に一軒だけあるというインターナショナルホテルに到着
しました。すると、さっきまで空港で乗客の荷物を運んでいたあの彼が、ニ
コニコしながら、今度はホテルの受付にいたのです。

 「なんだ。ホテルの人だったんだ。」

と言うと、ホセはまじめな顔で、こう言いました。

 「いや、違う。彼はカパスだ。」

チェックインが済むと、その彼は、ロビーの壁に飾ってある標本を使い、僕
にアマゾンの生物について、一つずつ説明をしてくれました。

 「この毒蜘蛛に刺されると、24時間以内に死ぬ。
  でも、こっちのサソリの毒はもっと強烈で、3時間で死ぬ。」(カパス)

 「ホセ、本当なの。(^^;」(僕)

 「本当さ。でもカパスがいるから安心だよ。
  彼はいつも僕達を守ってくれるのさ。」(ホセ)

●アマゾン川でも

ホテルの部屋に荷物を置いたあと、ホセがアマゾン川の岸まで連れていって
くれました。初めてみるアマゾン川。川と言っても、向こう岸が見えるわけ
ではなく、僕には、その巨大な水の流れは海に見えました。

すると、どこからか、またあの彼が現れました。

 「今は水かさが増えている時期なんだ。いつもならボートに乗せてあげる
  んだが、今日はちょっと無理だなあ。」(カパス)

 「観光協会の人?」(僕)

 「違う違う。彼の名前はカパス。
  彼は、アマゾンのいろんなことを知っているんだ。」(ホセ)

●そして、別れの日の朝

僕のアマゾンの旅は2泊3日という、とても短いものでした。

ホテルをチェックアウトをし、外に出た時に、またいつものように、どこか
らか彼が現れ、僕のカバンをタクシーに積んでくれました。

 「タクシー会社の人?」(僕)

 「違う、違う。彼の名はカパス。
  彼は、皆から愛されているんだ。」(ホセ)

タクシーが走り出しました。隣にいたホセが、僕に後ろを振り返るよう合図
をしました。

すると、そこには、沢山の子供達に取り囲まれるようにして、あの彼が立っ
ていて、僕達の車に向かって、皆で手を振ってくれていました。

 「アディオース(さようなら)」(カパス)

 「アディオース(さようなら)」(子供達)

やっぱり本当だったんだ。。。

 「彼の名はカパス。

  英語で言うとターザン。

  彼は皆から愛されている。」

●いよいよ、最終回です。

ペオ・エクベリさんによるEnvironmental Program、15日がいよいよ最後とな
りました。

テーマは「世界の環境事情」。ペオさんと奥様の聡子さんは、世界の環境状
況を直接見て、感じて、そして学ぶという目的で、2000年11月から翌年の2月
まで、82日間の世界一周旅行をされます。

ルートは、北米、南米(アマゾン熱帯雨林)、北欧(スウェーデン)、アフリ
カ(ケニア)、そしてアジア。

熱帯雨林で生まれ育ったビクターのガイドと供に、ペルー東部にある熱帯雨
林への冒険もされます。

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熱帯雨林は、赤道付近に広がっており、地球で最も素晴らしい生態系、生物
多様性、環境循環を見ることができる所です。地球の動植物のおよそ半分が
熱帯雨林に生息しています。私たち人類も熱帯雨林に多く頼って生きていま
す。ここにはたくさんの命があり、多くの栄養と地球の酸素の大部分を作り
出しています。人間の体でいえば肺の役割を果たしているところです。
                ペオ・エクベリ 『世界一周』より抜粋
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この世界一周の旅で得た貴重な情報を、ペオさん、そして聡子さんのお二人
に、生の声で語っていただきます。

また、当日は参加者として、雑誌『グリーン・トラベラー』編集長、堀内一
秀さん(http://www.eco-travel.ne.jp )や、『地球探検隊』社長、中村伸
一さん(http://www.expl.co.jp )もいらっしゃる予定です。

とても楽しい会になりそうです。

今回を逃すと、本当に後悔するかも。(^-^)/

詳細は下記の通りです。
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■□ Tokyo Professionals Environmental Program  □■
■□ 講演、ワークショップ、そしてディスカション! □■

●第3回 世界の環境事情

【日程】3月15日(土) 
    受付    :12:30-
    プログラム :13:00-16:00 (180分)
【講師】ペオ・エクベリ (スウェーデン出身、環境コンサルタント)
    聡子・エクベリ (翻訳、環境アドバイザー)
     http://www.tokyopros.com/speaker/peo.html
【場所】アートカフェ 1107 
    渋谷区恵比寿南1-10-7
    (JR恵比寿駅 西口徒歩5分、カフェ&画廊の素敵なお店です!)
    Tel 03-3716-5559
【地図】 http://www.tokyopros.com/map-artcafe.html
【費用】3,500円+お飲み物代(実費)
【内容】
  ・世界一周環境リサーチの旅で得た情報を基に、世界の環境事情を紹介
  ・南米アマゾン熱帯雨林、北米の国立公園、アフリカの野生動物保護、
   アジアの動植物問題や解決する方法。
  ・私と世界の環境問題。

  ※ペオさんの講演は、基本的に日本語で行います。
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<お問い合わせ・お申し込み>

お問い合わせは、青木(hiro@aoki.com)まで、メールでご連絡ください。

お申し込みは、下記フォームをお使い戴き、青木(hiro@aoki.com)までメール
にてご連絡ください。

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